何をしたらいいの?

「グローバル・アセンション」はひとりではできない

グローバルアセンションとは、地球という惑星のアセンション、あるいはこの世界全体のアセンションという意味です。

先にも書いたように、それは個人の才能や努力でできることではありません。

地球といっしょに、そしてみんなでいっしょに体験することなのです。

 

 

では、どうしたらいいのか? 

 

たぶん、グローバル・アセンションの最終局面においては、多くの人はとくに何もしなくても、全体的な波に乗るようにして自然とアセンションをすることでしょう。

 

並木良和さんという人は、それは2038年前後になると言っています。

ぼくは並木さんのことはくわしくは知らないし、「2038年」という具体的な数字についてもそこまでは何とも言えないけれど、その見立てじたいにはしっくりするものを感じます。

でも、おそらくは2038年になって、「いっせいのせ」とある日突然みんなでいっしょにアセンションするというよりは、桜が開花するように、場所によって、種によって、あるいは個体によって、多少の早い遅いはあるのではないでしょうか。

そして、早い人たちはすでにつぼみが開き始めている……、それがいままさに起こっていることなのです。

 

ただ、2038年前後のことはともかくとして、いまの段階でアセンションのプロセスをはじめる人たちは、さすがに「何もしなくても」というわけにはいかないかもしれません。

響き合うこと!──「マントラ」のおすすめ

響き合うこと!──それが、上記の「では、どうしたらいいのか?」という問いに対する答えです。

 

桜の開花もそうだし、雨や雪などの天候もそうだし、イルカの群れもそうだし、人々の流行現象もそうだけれど、それが大きなムーブメントになっていくときには、個々の要因がおたがいに影響を与えあい、周囲もまたそれに共鳴するかのように響き合って、徐々に拡がっていく……、それが自然の摂理です。

 

もし、グローバル・アセンションが起こるとするなら、おそらくはそのような形をとるのではないでしょうか。

だとしたら、あなたのすることは、ご自分にとって響くものがあったとき、それに共鳴していくことです。

 「アセンション」ということについて、もっとも信頼でき、なおかつパワフルで効果的な響き──マントラは、少なくともそのひとつだと言ってよいでしょう。

 スピリチュアルな道は全部とまでは言わないまでも、その多くがインドにつながっていますが、インドの聖なる伝統においてはマントラがその基本とされます。

 

 

先に、すべては「空」だと言いました。

 

その「空」から、どうやってこの「宇宙」ができたのか?

 

それは、「空」が動いて「氣」を生じたから。

「空」が動いた瞬間に「風」が起こります。

「風」がエネルギーを帯びて「火」になり、「火」が重たさをもつことによって「水」となり、「水」が固まることによって「地」となり、これら風火水地の四大元素がこの宇宙を織りなすことになります。

その大元──「空」が動いた瞬間の原初の「風」がマントラです。

 

ぼくたちはマントラに触れることによって、「空」が動いた瞬間の記憶を取り戻します。
それによって、ぼくたちは「空」に還ることもできるし、そこからまたあらたな宇宙を創り直すこともできるようになるのです。

だからこそ、インドの聖なる伝統においてはマントラが基本とされるのです。

 

いちばん有名なマントラはオーム(AUM/Om)でしょう。

そのほかにもたくさんのマントラがありますが、たいていのものはインターネットで調べることができます。

 

でも、マントラはほんとうは「文字」でもなければ「音」でもないのです。

たとえば、「ありがとう」という言葉は、そこに感謝の気持ちをのせることによって、はじめて言葉が生きてくるのと同じように、マントラもまたそこに「波動」がのせられてはじめてその力が発揮されることになります。

中身がないままで、物理的な文字や音に効力があるわけではないのです。

 だからこそ、マントラはちゃんとした形で伝授されることが必須とされるのです。

 

 

ぼくたちがお伝えをしている「ELM(永遠の愛の瞑想)」は「TM(超越瞑想)」から派生したものですが、やはりこの伝統に則っています。

 

伝授は、インドの聖者の系譜のなかでも最上位とされる「北のシャンカラチャリヤ(シャンカラの座を引き継ぐもの)」の系譜に連なり、プージャと言われる正式の儀式によります。

→「北のシャンカラチャリア」の系譜については、後述『ぼくの先生の先生と、そのまた先生たち』をご覧ください。

 

 

そして、マントラを伝授することが認められている教師は、タイのチェンマイで最低8週間以上の徹夜瞑想をしたうえで、ボブの認定を受けた者がこれにあたります。

(ちなみに、ときとして認定を受けられない人もいます──つまり、お金を出して講習を受ければ、誰でも資格が与えられるという性質のものではないということです)。

 

 

ということで、もしここまでの文章をお読みいただいて、「何か響くもの」を感じていただけたなら、ぜひマントラ伝授をお受けいただくようお勧めをする次第です。

マントラの伝授を受けたらば……

いちど伝授を受けたマントラは、一生涯、あなたの財産となることでしょう。

 

マントラは、「空」とこの「宇宙」をつないでくれる波動を、あなたのなかで継続的に響かせつづけてくれます。

 

伝授を受けたらば、あなたは「空」=啓発(悟り)へと連なる最短で、もっとも無理のないコースへと導かれることになるし、それと同時に、「空」からこの「宇宙」を再創造するための道とエネルギーをもたらしてくれるでしょう。

当然、その再創造のなかには「アセンション」も含まれます。

 

 

マントラは生きています。

人間個人の人生と違って、永遠に波動を響かせつづけます。

その意味ではマントラは「一生涯」どころか、今回の人生を超えた魂の永遠の財産となる、といっても過言ではありません。

 

みなさんに伝授されるマントラは「ビジャ(種子)」と言われます。

みなさんに「空」=啓発(悟り)と、そしてアセンションを含む、「宇宙」の再創造をもたらしてくれる「種」です。

「種」は適切な土壌に植えさえすれば、自然と芽を吹き、花を咲かせ、実を結ぶようになっているのだけれど、あえて言うと、そこに水をやり、陽の光をあてる作業が「瞑想」です。 

したがって、マントラ伝授を受けたら、ぜひ瞑想をしていただきたいのです。

でないと、もったいない。

 

いま、その習慣がない人のなかには、瞑想は何だか面倒くさかったり、時間のムダのように感じる方がいらっしゃるかもしれません。

でも、まぁ、そう言わずに(笑)、よかったらつぎのセクションをお読みになってみてください♪^^